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大阪市立八阪中学校にて福祉教育を実施しました

投稿日:2022年06月03日

福祉教育《講演編》

福島区社会福祉協議会主催の中学2年生を対象とした福祉教育に参加してきました。
これまで、身体に障がいのある方々についての講演が主だったようですが、
今回は《目に見えにくい障がい》について学びを深めたいとのご相談を受け、
《福島育成園》と《知的障がい・発達障がい》についてお話をさせていただきました。

体育館に集まった2年生は4クラス、約150人!!
冒頭、先生が【受け容れる心と耳と態度が大切】と話され、館内は静寂に包まれました。

今回、お訪ねした八阪中学校は育成園のご近所ということもあり、
海老江東小学校の卒業生も多く、数年前の見学を覚えてくれている生徒さんもチラホラ。
昼食後の眠たい時間帯ではありましたが、みなさん熱心に耳を傾けてくれていました。

講演の最後に《 Pay  it  forward 》のお話。
人から受けた親切を次の人へ…親切の順送りをぜひ。
誰にとっても住みよい街になるよう願いを込めて講演を締めくくりました。


福祉教育《実践編》

続いては…アイマスク体験と車いす体験です。
アイマスク体験は、視覚障がいの方への手引きに挑戦!
ご時世柄、個々に不織布のマスクを目元に…顔中、マスクだらけ(^^;)
ジグザグ道、細い道、段差のある道⇒街中、どこにでも見られる【バリア(障壁)】です。
誘導者は、想像力を働かせ『右に曲がるよ』『段差があるよ』と声をかけますが…なかなか苦戦気味。
つい手招きしながら『こっちに曲がるねん』なんてセリフも⇒いや…『こっち』ってどっち??ですよね。
マットに躓いて転倒寸前!怖くて前に進めない!わかるように言うて!!どんどん学びが進んでいる様子です。

もう一つの体験は車いす。操作のレクチャーを受けて、いざ実践!
平坦な廊下は『ラクチン~』と余裕を見せるものの、狭い曲がり角や坂道、すれ違いにはやはり苦戦。
緩やかな傾斜の下り坂を前に進んだ時の怖さや数センチの段差を乗り越える難しさを体感できた様子でした。

先日の小学校に続き、今回は中学校。今年は職業体験も再開されるかも。
さまざまな切り口からではありますが、少しでも福祉に興味を持ってくれる人が出れば…
そんな気持ちで取り組みを重ねた私たちでした。







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