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平成30年度 中本地域福祉学習会に参加しました!

投稿日:2019年02月25日

中本地域の防災について考えよう~地域のつながりを大切に~

2月22日(金)19時より大阪市立中本小学校にて防災研修が開催されました。
今回は、地域の皆様から『育成園さんも、ぜひ参加して!』とお声かけいただき、中本第7町会のグループに加わりました。
この研修会には、町会役員の方や民生委員、女性会、地域福祉活動サポーター、児童委員等々、地域の福祉活動に参加されている方々が
約50名ほど参加されていました。
東成区の中本地域というエリアが限定されている中で、これだけ多くの方が集まる…改めて、熱い地域性を感じました。

研修会では、まず冒頭に区役所市民協働課から《防災計画の見方・活用について》と題し、昨年の大阪府北部地震や台風21号発生時の様子などから、平常時の備えの大切さについてや南海トラフ大地震発生時のライフラインの被害想定、備蓄品などの話を聞きました。
また、東成区中本地域で作成している防災計画や東成区防災マップ等の内容を詳細に確認しながら、有事の際の対処方法について細やかな説明を受けました。

東成区消防署地域司令からは、阪神淡路大震災の時に起こった神戸市長田区の火災現場の映像をもとに東成区内の被害予想等を。
東成区は古い木造家屋が数多く、自転車一台が通るもの苦労するような狭い路地が入り組んでいる場所も少なくありません。
もし、大きな地震が起こり神戸市長田区のような大規模火災が発生したら…区全域の20% 500名を越える犠牲者が出ることが想定されるとのこと。
非常に深刻な数字が報告され、地域の皆さんの表情もより引き締まったものとなりました。

備えあれば憂いナシ!

後半は各グループごとでのワーク。
その前段に、地域にある福祉施設として、東成育成園から災害時の動向や利用者の特性などをお伝えする時間をいただきました。

グループワークでは、全12町会をマンションが多いエリアや古い住宅の多いエリアなど、それぞれの特徴に応じてグループ分けし、
①気になる人・場所 ②地域で災害に備えた準備ができていること・準備できていないこと ③今後、どうすれば準備できるか?
を、題材に活発な意見交換がなされました。
私たちの属する第7町会では、小学校や公園に防災倉庫があり、備蓄品や移動式ポンプなどが設置されているとのことですが、
その所在を知っている人が少ないことが課題視されていました。
また、避難所になっている小学校は周辺道路が狭いため、倒壊家屋が増えれば影響が出ることも課題とされました。

2時間近くに及んだ研修ですが、最後に【友愛訪問として定期訪問を重ねている中本地域では、要援護者の顔は名簿がなくてもわかる!!】
と、頼もしい民生委員長の一声で締めくくられました。
災害への対策は備えあれば憂いナシ…ですが、どれだけ周囲のことに目を、心を配れるか。公助のまえに自助と共助が重要視される大規模災害時。
頼もしい中本地区の皆さんと共に、地域とのつながりを大切に私たちもしっかり備えておきたいと思います。


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