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平成30年7月豪雨

投稿日:2018年07月11日

被災者の皆様には謹んでお見舞い申し上げます

先週、西日本を中心に、全国に被害をもたらした「平成30年7月豪雨」が関係する被害は、現在でも各地で大きな影響を与えています。被災された皆様には、謹んでお見舞い申し上げます。私どもの事務所は、大阪市港区にありますが、7/6の金曜日には、既に近隣地区の鉄道などの交通機関は、運休などの措置が取られていました。当日勤務の職員は、迂回しながらなんとか出勤してくれましたが、定時には間に合わない人もいました。大阪市内の雨は、いつもよりも長く強い雨が降るなといった感じでしたが、特に、中国四国地方には、想定を上回るような雨がその後にも続きました。当日、早めに退社させていただいた私は、既に区間運休していたJRの普通電車と、途中区間の一部を山陽電車に乗り換えて帰宅しようとしたのですが、15時前に須磨浦公園付近で崖崩れがあり、山陽電車も高速神戸~須磨間と、霞ヶ丘~姫路間での折り返し運行となり、須磨~霞ヶ丘間が不通となりました。少し思案しましたが、歩いて霞ヶ丘まで行くことにし、雨の中国道2号線を西へ向かうと、海づり公園の先の山陽電車の線路の上の崖が大きく崩れて、線路の上には大量の土砂と木が広がっていました。線路と道路の間の柵も、壊れて数メートルにわたって、道路にはみ出していました。もうしばらく行くと、先ほどよりは少し控えめでしたが、土砂が数メートルにわたり、線路に覆いかぶっさっていました。その先には、空の電車車両が止まっていました。まだ雨がしっかり降っていましたが、さらなるがけ崩れの危険性もある中、山陽電車の保線担当の方や、警察、消防、自治体の方が必死になって安全確保、運航復旧に向けての努力を続けておられました。この状態では電車が止まるのも仕方がないとあらためて感じ、いつも少しでも電車が遅れたりするとイライラしてしまう自分が恥ずかしくなりました。その後私は、霞ヶ丘の駅を見つけきれず、二つ先の西舞子駅まで、合計約2時間半かけて歩き、その後は何とか自宅にたどり着くことができました。多くの人が須磨から西へ、霞ヶ丘から東へ歩いておられました。その後、山陽電車は8日日曜日の午後には復旧しています。「いつでも、みんながそれぞれ頑張っているから、この社会がある」ことを実感したエピソードでした。

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